ピアノを弾くことで身につく実行機能

岐阜市加納 ピアノ教室 玉護眞理子です。
ブログの訪問ありがとうございます。
もしあなたが、お子さんにピアノを習わせたいとお思いなら・・・

ぜひ、知っていただきたい脳のことを書いています。

実行機能について。
音楽のトレーニングは、 実行機能 にもいい影響が出ていると。
実行機能とは、行動、思考、感情を制御する 能力で、脳の前方に
位置する前頭前野を含む神経機構と関係している認知プロセス。
勉強するときや練習するときにとても大切な機能ですよね。




実行機能って?ちょっとわかりにくいという方は以下の動画をどうぞ。

ハバード大学子供発達センター

私たちには、繰り返し練習することで身につくコアな力が必要なのです
科学的にはこのスキルは、実行機能または自己制御能力と呼ばれ、
重要なことに集中し計画を立て、目標を達成することを助けてくれます

ピアノレッスンで気をつけるのは楽しみながら繰り返し練習していく力ですね。
これが1回弾くともういい、という子供の習性を褒めたり一緒に弾いたりして認識をかえていくんです。

これによって私たちは生活で起こる様々な事に対応しながら
間違うことなく生きていくことができるのです
またこのスキルは私たちの衝動的な行動を抑え、必要な時に方向性を正してくれます

→衝動的な行動を抑える力は、
幼少期を通して複雑な神経回路が構築され、脳の様々な領域に広がることにより、
私たちのコアなる力が発揮できるようになります
使えば使うほど神経のつながりは強力で迅速なものになります
だから練習がとても大切なのです

→音楽トレーニングで脳の構造が変わります
子供の時にコアとなる力を身につけることはその後の人生に強固な基礎を与えてくれます

→ぜひピアノレッスンでお手伝いさせていただきます

おまけ・・・
ちょっと音楽の専門的なお話しです。

先ほどの論文の翻訳を引用すると(翻訳:バイオラ大学 ピアノ教育学講師 河村まなみ先生)

音楽トレー ニングは、複数の認知機能と基礎となるニューラルネットワーク(神経回路網)を
利用する多感覚 体験です。
実際、ポリフォニックな音楽を読んだり、聞いたり、理解したり、演奏したりするには、
音とリズムの同時処理、高次の知覚処理、細かい感覚運動がすべて総合的に、同時に、
スム ーズに行われることが必要です(Münteet al。、2002)。
長期的な音楽トレーニングは、これらす べての機能を日常的に取り入れてトレーニング
するため、ミュージシャンは音楽関連の能力だけ でなく、関連脳作用全般のスキルも向上させるようです。
従って、ミュージシャンは、音楽の複 雑な規則性と非規則性などを感知する聴覚と
生産能力に優れているということが分かっています。

ぜひ、お子さんにピアノで繰り返し練習することで身につく継続する力
「やりたくないことをする力」をも、身に付けさせてあげてください。

投稿者: tamamorimariko

岐阜市加納天神町玉性院で音楽教室を主催しています。岐阜大学大学院音楽教育研究科修了。ピアニスト、ソプラノ歌手です。 生徒はピティナコンペティションの地区本選に出場したり、学校の伴奏オーディションはほぼ合格しています。

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